父の願い - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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父の願い

shashintate

昨日、買い物に出かけて、車のなかで父と二人になったとき、ガンで絶体絶命にある彼が言った。
「これからは、おまえが家長になるんやからな」

きた~~。やっぱり言うと思った。
人のことを気にするまえに、自分の病気に専念しなさいな。
とは言え、いままで家族の柱だった人だから、やっぱり家族のことを気にしてしまうか。

「家は、2つあると税金がかかるらしいな」
「家?! それは、母親名義にすべきでしょう」
「そうかのお・・・・・・」

その後、彼はやっぱり想像通りの要求をしてきた。
「おまえとゆきさん(双子の妹)が、後々、仲良く一緒に住めるといいんやけどのお」
「年齢順に死ぬとは限らないでしょ」
「いや、でも順番があるから。Mさん(妹の旦那)も、叔父さん2人も、もう歳やし」

・・・・・・しかし、わたしと妹は、もう絶縁していて、お互い葬式のときくらいしか、顔を合わせないだろうな、というくらいまで冷え込んでいるのである。
母が、「ゆみとゆきさんを、いま引き合わせるのは、まずい」と言っているほどだ。
だから、妹は1回は父に会いに来るだろうけれど、そのときはわたしはマンションに避難することになっている。
だが彼女は、父が大腸ガンの手術をしたとき、お見舞いに1回も来なかったような人だ。
今回も、1回は来ても2回は来ないね。
わたしが冷蔵庫なら、彼女は冷凍庫だよ。
葬式のときは、思いっきり赤の他人扱いしてやる。
見てろ。

父としては、姉妹がこういういがみ合いをしているのを見るのは、辛いだろうな。
しかしもう、ふつうのきょうだい喧嘩を、超越してしまっているのである。
財産争いで、きょうだい同士が喧嘩して、修復不可能になることがあるよね。
そんな感じ。

父の言葉を聞いて、わたしはすぐに気がついた。
「きょうだい仲良く」っていうのは、遠い未来のことを言っているんじゃなく、自分が生きているあいだに、ということなんだろうなと。
でも、残念ながら、それはもうない。・・・

わたしは、ケータイから4~5年前の画像を引っ張り出し、仲良くカラオケしている、わたしと妹の画像を見つけた。
二人とも、楽しそうに笑っている。
・・・これ、額縁を加工してつけて、父親に渡しておくか・・・。
ちなみに、母とわたしと2人ずつ一緒に写した写真は、わたしが額縁加工したものを、父が気に入って、柱に綺麗に貼ってある。
妹1人が抜けているのだ。

これたぶん、今後入院なんてことになったとき、病院に持っていくといいと思うんだよね。
病院が真っ白で、味気ないことは、入院経験の多いわたしが、とてもよく知っている。
そんなとき、あの人一倍家族を気にする人が、家族の写真を見られたら、たぶんこころの保養になるんじゃないかと思うのよね。

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