父の余命 - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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父の余命

marron

17日に、父が妹の家まで会いに行くことになった。
妹は、わたしに固く口を閉ざしたままで、いったい何様だ? と相変わらずわたしは忌々しく思っているが、妹のことを言い出すと、妹じゃなくて父母が困るんだよな。
結局、あいつの思惑通りになるんだよ。
ほんとに、何様だ、あいつ!

前彼Sちゃんは、「ゆみが怖いからだよ」と言った。
「ゆみには負けるってわかっているから、亀みたいになってるんでしょ」
そりゃそーだ。
こっちの方が正論かましてんだから。
しかし、このままずっと会わずにすむというわけにはいかないからなあ。
先の話だが、葬式では絶対顔を会わすことになる。
それが嫌なんだよなー。
どーせあいつは勝ち誇ったように無視して、女王さま気取りをするんだろうからさ。

先の話って言ったけれど、19日から始まる抗ガン剤治療が、無事に済むとは限らない。
父は、苦しかったらもう治療はやめると言っている。
1クール目は大丈夫だろうと思っていたが、前彼Sちゃんによると、「翌日がきついで」とのことだった。
Sちゃんは、奥さんを胃ガンで亡くしているので、よく知っているのだ。

もし、1クール目で根を上げたら、あっという間にガンが進行してしまう。
ほんとうに、もしかして春まで・・・、って感じになるんじゃないのかな。
わたしはなんだか、心細くなってきた。
父とのお別れが、もうすぐそこまで来ている気がする。
あーやだやだ。
人と別れるのって、どんな場合でもやだ。

たぶん、妹も母の、「あと1~2年」を信じているんだろうな。
ここまで仲がこじれた誤解を解くために、わたしは妹宛てに手紙を書いたが、そこに「あと数ヶ月だよ」って付け足しておこうかな。
のんびりしてたら、もう何度も会えないよ、という意味を込めて。
それで無視するんだったら、妹は本物の冷血漢だ。

「来年も正月を迎えられるかなあ」と父は言う。
父自身も、おそらく1~2年後と信じている。
わたしだけが違うだろ、と思っている。
客観的にみて、ガンの進行が早すぎるのだ。
しんどい。

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