帰郷を断念 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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帰郷を断念

mizuumi

昨夜、父が「帰郷はしない」と断言した。
どうして? せっかく時刻表も調べたのに。

「やっぱり、身体がしんどいって。それに、弟だけなら会えるけど、奥さんまで出て来られると、疲れるってさ」
母は、説明してくれた。
そかー・・・。でも父が、そのとき、気になることを言った。
「まあ来年でも、いいっちゃ(大分弁)」

いや、ちょっと待て。
1年後まで生きていられるかどうか、わからんのだよ。
だいたい、父の主治医がへんだと思う。
ステージ3なら、大抵「術後も抗ガン剤が必要」、とネットのどこでも書いてあるのに、どう説明したんだか、父は「飲まなくてもいい」と解釈して、飲まなかったのだ。
それに、なんで1年間も、腫瘍マーカーだけで、CTも内視鏡検査も行わなかったのか?
しかも、最新の診断では、「4年も5年も生きるのは難しいけど」と言われたらしいが、そう言われたら誰だって、「2・3年はもつのか」と思ってしまうだろう。
なんか、ヘタクソで適当な医者だなと思う。

しかし、あんまり必死になって、「それでいいの?」なんて詰め寄ったら、父がなにかを察するだろうから、わたしは「ふうん」と相槌だけ打った。
そうねえ・・・、あと4・5年あれば、どんなによかったか・・・。

いまの父の大腸ガンは、ステージ4にランクアップしている。
もう、腹膜への転移が認められているのだ。
5年生存率は20%以下。
でもこの数値って、辛い抗ガン剤治療をしたうえでの、成績じゃないのかな。
父は、辛くて痛いような延命治療はしないって言ってるしなあ・・・。

わたしはパソコンのまえで、おもむろに喪服を検索し始めた。
ここがわたしの冷酷なところなのだが、やるべきことが見つかったら、情け容赦なく、ゴールに向かってひた走るのだ。
いま持っている喪服は、80年代に買ったものなのか、やたら肩パットがでかい。
これから次々と、年齢順に葬儀があるだろうから、ここらで新しいのが欲しいんだよね。

そんなふうに考えて、わたしは真夜中に、いま持っている喪服を点検すべく、押入れをガサゴソしようとしたら、いきなり猫がピョンと飛び出してきて、冷や汗もんだった。
ふぅ。ここでばれたら、相当まずい。
今度、両親がいないとき、ささっとファッションショーをしてみよう。
罪つくりだな、まったく。

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