父の大腸ガン治療 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
-

父の大腸ガン治療

hana10

父が、大腸ガン治療をやめると言い出した。
もう、4・5年はもたないことが確定しているので、あまり無茶な決断だとは思わない。

「あんなに、40肩くらいで、痛い痛いって言ってる人やから、吐き気が出たりしたら、もう無理やと思うわ。いまもしんどいみたいやし、このまま続けても辛いだけかもしれんなあ」と母は言った。
「そやなー。あんまり無理強いはよくないかもしれん」
「お父さんがいなくなったら、どうやって生きていこう? 年金も遺族年金がどれだけ出るかわかれへんし」
「わたしが少し援助するよ。ビール代とかは全部自分で出すし」
「とにかく、月10万ないと生きていかれへんねん。10万やねん」

わたしの障害年金は、月12万円足らずだ。
いまでも食費として2万円出しているが、さらにビール代となると、1.5万円かかることになる。
あとは、マンションの管理費。光熱費の基本料金。
なんだかんだで、いろいろかかってくる。

「妹は、わたしら二人が年金生活で貧困になるっていうのがわかってるのに、なんにもしようとせえへんねんやろうな」
「妹は! あれはもう関係ないよ。嫁いでしまったら別。それにあの人も、自分でお金が好きにできてるわけじゃないで」

そうなのかなあ。
あの人、わたしと恋人Sちゃんが2泊3日でマンションに行くのがわかっていても、実家に父に会いに来ない人なんだよ。
わたしが、もう長くないよって言ってんのに・・・。
実家のことなんて、どうでもいいっていうのが本音なんじゃないのかなあ。

「あんたも性格がきついから、マンションで二人で住むっていうのは、無理やろうな・・・。ここにいるのが、いちばん楽やろうな」と母はため息まじりに言った。
「そうやなー。・・・まあ、わたしはしばらくはここにいるけど。年金も、今度の更新で等級落ちするかもしれんし」

障害年金というのは、精神障害の場合、永久に出るものではなく、何年かに1回更新があって、そのときの診断書によって、等級・支給額が変わってくるのである。
わたしの場合、いま2級という等級だが、今度3月の誕生日にある更新の際、3級に落ちないという保障はない。
一生涯、確実に定額が入ってくるものではないのだ。

それにしても、母とわたしは、父そのものよりお金の心配ばかりしているな。
そりゃそうだ。
我々は貧困層なのだ。
一歩間違えば、生活保護の身になるのだ。
生活保護が悪いとは言わないけれど、やっぱり自力でなんとかしたいと思うものだろう。

父がいつまで生きるかわからないが、そのときは確実にやってくる。
できるだけ長生きして、なんて感傷的かつ押しつけがましいことは思わない。
とにかく、確実にやってくる未来に、どう対応するのか考えなければならないのだ。

該当の記事は見つかりませんでした。