2匹のナマズ - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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2匹のナマズ

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一昨日から、毎日風呂に何回も入っているわけであるが、「風呂の湯を落とさなくていいの?」の問いに答える事情がある。
じつは一昨日、母が裏の用水路で、でっかいナマズを2匹、見たというのだ。

「あのねえ、すごくおっきいナマズが2匹もいたのよ! ずっと川を下っていったわ。ヒゲまでちゃんと見えてんよ!」と嬉しそうに語る母親に、わたしは冷水を浴びせかけた。
「・・・地震が起きるんじゃないの? ナマズが出たら、地震が起こるっていうよね」
「! ・・・あら! ・・・・・・そういえば・・・、地震予知にナマズを使ってたりとか・・・・・・」
それから母はしばらく口を開けたまま考えて、そののちに言った。
「地震、来るかもしれんなあ! 熊本が大変になってるし、こっちにも来るかもな!!」
「(あれ? マジになってる)」
「地震、来たらどうしたらええんやろ!? うちの家なんか、震度5で壊れるで!」
「備えをするしかないんちゃう?」
「そうやな、来たときはもう、そのときやな・・・。笛とか持ってたらええんやな。あんたも枕元に靴置いとき」
「お風呂のお湯も、置いといたらええねん」
「そうやな! (ソワソワ)あーどうしよう! 揺れたらすぐ逃げたらええんかな??」

そういう訳で、風呂のお湯は抜かずにそのままにしてあるのである。
阪神大震災のとき、地震の2~3日前に「地震雲を見た」という人が複数いたので、もし地震が起きるとしても、ナマズ発見からすぐではなく、数日後といったところであろうか。
それにしても、あんなに簡単に信じてしまうとはねー。
しかしながら、わたしもいまの家に住んで40年経つが、裏の用水路でナマズを見たことは一度もないのである。

わたしは一昨日からお風呂に入り浸っているが、お風呂という場所は、トイレ同様、けっこう頑丈にできていると聞いた。
わたしも密かに、お風呂に入っているとき、地震が来たらどうしようと考えてみた。
まず、揺れが来たらそのままじっとお湯のなかで様子をみるだろ、そんでおさまったらダッシュで服を着る、だよ。
家が倒壊していても、服だけは確保しておきたい。
裸じゃ靴を履いていない以上に、なんもできん。
浴槽の扉が開かなかったら?
・・・お湯のなかでしばらく考える。
喉が乾いたら、お湯飲めばいいじゃん。
大腸菌は含まれているかもしれないけれど、赤痢にはかからんよ。

地震時のノウハウを知らないので、これでいいのかどうかわからないが、なんも考えないよりはましだろう。
はあ。
近畿圏に熊本地震から連鎖した地震が来るとしたら、南海トラフ地震になるのかな。
じゃあ、津波もくることがあるんだろうか。
もうね、ここまで考え始めるとキリがないですよ。
ほんとに、備えをしておくくらいしかない。

サテ、川を下っていたナマズ2匹はどこへ行ったのだろうか。
あいつらにくっついていけば、安全な場所へ辿り着くということだろうか。
母とわたしが、ちょっとばかりナーバスになっているところへ、呑気な父はこう言った。
「そのナマズ、夫婦なんかのう(大分弁)」
・・・・・・生き残るのは、父のようななにも考えていない人なのかもしれない。

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