父亡きあと - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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父亡きあと

jitensha

家のなかをウロウロ歩いていると、いろんなことを思いつくものだ。

昨日、なにかの拍子にわたしは、「ガンの父親が病床についたら、わたしは自転車に乗れないから、即マンションに行けなくなる」と考えた。
そしてさらに、「父親が死ぬとしたら、最長3年後。それって、わたしの障害年金の審査の年と重なるじゃないか。審査に落ちたら、わたしはマンションを失うことになる。父親が死んでバタバタしたあとで、またマンションを売りに出したり引っ越したりすんのは大変すぎる。無理じゃないか?・・・」と考えるに至った。
そこでわたしは、さっき電話で「あと4年くらいは・・・」と誰かに話していた母親に、「父親って、あとどのくらいもつのかな?」と尋ねた。

すると母親は顔をこおばらせ、「なんでそんなこと聞くの」と言った。
「いや、父親が死んだら車がなくなるから、自転車に乗れるようになっとかなあかんからさ」
「いまから練習すればいいじゃないの」
「いまはあかんやろ! 俺が生きてるのに、なんでそんなもん練習してるねんってなるやろ」
「いまでもいいじゃないの。なんでそんなこと聞くの?」
「あと、大きな問題として、不動産がある。年金の審査と重なるかもしれんから、そうなったらわたし、父親とマンションの大きなもの一気に失うかもしれんし、精神的負担が重くなるからさ」

わたしは極めてふつうに話したつもりだが、母親は声を荒げて言った。
「あんたには愛情とか、そういったものはないの?」
「愛情・・・とか抜きにして、現実問題を話してるんやけどな」
「もう。わたしも決めかねてるのよ。ここにいて、あんたと一緒にやっていけるかどうか。マンションはあんたのものやねんから、自分で決めなさい」
「わかった。自分の裁量で全部決めていいってことやな」
「自分のことばっかり考えて・・・」

母親は感情的な人で、自分の意にそぐわない言動をされると、父やわたしに向かって、シャーッとヘビのように突然とびかかってくるので、面倒くさいのだ。
それにしても、「父親はあと何年もつかな?」という質問、そんなにしちゃいけないものなのかな??
必要があるから訊いたんだけど。
こういう質問を、平気でするわたしのことが、母は信じられないらしい。
まー確かにわたしは、ふつうの人と比べると、親に対する愛情に欠けるところがあるかもしれん。
子どもの頃、シャーッてヘビみたいに突然噛みつかれて、怖い思いをしてきたからな。
親ってあんまり好きじゃないのだ。

でもまー、表向きはうまくやっている。
父親の晩年に、いさかいはよくない。
そしてもう、母親のまえで、父の死後については二度と口にしないつもりだ。
すべては死んでから準備することになる。
こういう計画性のなさって、うずうずするくらい、わたしにとってはまどろっこしいものだけれど。

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