過去の財産 - LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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過去の財産

manshon

今日は、精神科の診察日だった。
わたしは、最近自分のマンションに通うことで、母親からの過干渉を軽減させていると話した。
すると、いつしか話はそのマンションになった。
わたしが、「マンションへ行くには、車が必要なんで、父がいなくなったらどうしようと思ってるんですよ」と話したからである。

H主治医は、「へっ。車でお父さんに送ってもらってんの。行きも帰りも?」と苦笑いした。
「そうなんです。わたし、自転車に乗れないし、どうせマンションには自転車置き場がないんです」
「ふーん。自転車、乗られへんのか。そのマンションは――賃貸やろ?」
「いえ、分譲です」
ここから、H主治医の怒涛の質問攻めが始まった。
「そのマンションは、ファミリータイプ? ワンルーム?」
「ファミリーです」
「2LDK?3LDK?」
「3LDKです。狭いですけど」
「誰の名義?」
「わたしです」
「何階建ての何階?」
「××階建ての△△階です」
・・・なんで、どのフロアまで関係あんだ??
「いつ、買ったん?」
「32歳のときですから、20年前ですねー」
「その間、補修入ってるよね?」
「1回入りましたよ」
「じゃあ、これからまた入るな」
なんでそんなこと、関係あんの??
「売ろうと思ったことはないの?」
「うちの母が、わたしが暴れたりするので、二人で暮らす自信がないって言ってるんですよ。それにわたしも、母子2人密着生活はしんどいですし。だから念のために置いてあるんです」

わたしは、いやーな予感がした。
障害厚生年金に絡んでのことである。
基本、障害年金は、受給者がどれだけ財産を持っているかは関係ない。
だが、いままでの診断書(等級は診断書のみで決まる)では、わたしは到底自分の不動産など持つことのできない、どうしようもないクズ人間として書かれており、それは暴力をふるったりするので嘘ではないのだが、一目で「ハイ、この人2級ね」と判定されるような内容なのだった。
そこに、「自分名義のマンションで過ごすこともある」と書かれたら、審査の医師たちの印象がだいぶ変わってくると思う。
自分名義のマンションっていっても、買ったのは健康そのもの、働きざかりの若い時期で、病気になってからのいまは、あの頃とはもう別人になっているんだけどな・・・。
そんなこと、日本年金機構の医師たちが、鑑みてくれるはずがないしな。

H主治医はわたしが話したことを、しっかりカルテに書き込んでいた。
あーあ・・・。これで3級落ちしたら、経済的理由でマンションは売らなきゃならなくなるんだけどな。
だからといって、障害年金というものは、いったん等級落ちしたら、再度上がることはほとんどない。
マンションはなくなるわ、年金額は半額以下になるわで、泣きっ面にハチだなー。
マンションを買った当初の自分が知ったら、胸がつぶれる思いだろうな。

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