忘れていた身体の感覚 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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忘れていた身体の感覚

kumo

あー今日も身体が軽い!
午前中、診察に行ってから、ジーンズを買いにショッピングモールを歩き回り、そのあと電車の駅から20分余り、歩いて帰ってきた。
母親にびっくりされる。

「まえは、そんなことできへんって言うてたやないの」
「だから、まえは身体がすごく重かってん! あんなに重かったら、そりゃ歩き回ったり、風呂入ったりできへんで! いまはすっごく軽い!! 歩いてても走ってても、足勝手に進むもん」
「病気、治るんやろうか・・・・・・」
「自分のなかでは、なんか世界が変わったで」

ほんとうにその通りなのである。
わたしはいま、狐につままれたような気がしてならない。
もし、この軽い身体が、ふつうの身体なんだとしたら、わたしはいったいいつから重い身体をひきずっていたんだろう?
たぶんもう、思い出せないほど昔からだ。
もしかすると、病気になってから、15年間ずっと?

ふと空を見上げながら歩く。
自転車に乗っている人を見て、自分も乗ろうと思う。
キンモクセイの匂いを嗅いで、季節を感じる。
おそらく、ふつうの人がふつうにしていることを、わたしはこの15年間くらい、できなかった。
身体があまりにも重くて、どこにも行けないし、なにを見ることも感じることもできなかったのだ。
わたしのなかでは、ダイエット・ドツボ事件以来、なにもかもが、ガラリと変わった。
なんか、世界が違う。
この世界こそが、健常者の世界??
遠い昔、わたしが健康だったときは、ここに住んでいたんだろうか??

「こんなことって、あるんでしょうか?」と、わたしはH主治医に尋ねた。
「そら、自分が体感してるんやから、そうなんちゃいます?」と彼は言った。
へー・・・。
わたしは、危険ダイエットでひどい目にあったけれど、その見返りに、いいものをたくさん手に入れたのかもしれない。
いや・・・、取り戻した、かな。
忘れていた身体の感覚、生活の仕方。
一日中部屋にこもっているのはおかしいとか、一日中パジャマでいるって何? とか。
昔々は当たり前にわかっていたことを、これからも見つけていって、正常な生活に戻れるよう、積み重ねていきたいと思う。

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