認知症様の父 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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認知症様の父

koureisha

なんか、次から次へと恐ろしい問題が出てくるのである。

今日は、前から様子のおかしかった父が、駅前まで車で行って、財布を忘れたと電話してきて、それきり行方不明になったのだ。
母が、慌てて外に探しに行った。
わたしは連絡係として、留守番していた。

家に帰ってこれないって、認知症の典型例じゃないか・・・。
わたしは、いやーな予感がした。
家に帰ってこれないの次は、トイレの場所がわからない、になるんだよな。
そのへんまで行くと、結構地獄なんだよな・・・。

そうこうするうちに、2時間もしてから、父が家に帰ってきた。
状況がまるでわかっていない。
「お母さんは?」
「迎えに来いって言ったから、駐車場に行ってんやん。どこ行ってたん?」
「ずっと駐車場におったで。でもいつまで経っても来えへんから、スーパーの前で待ってたんや。それから、店のなかをウロウロして」
「あのな、場所変えたら、わかれへんようになるやろ。なんで一ヶ所でじっとしてなかったん?」
「俺、待ってたんや。駐車場で。ずっと待ってたんやで」

これはやばい。
わたしは急いで、母に電話した。
母は、ちょうど警察で話をしているところだった。

母が帰ってきてから、二人はちょっと言い合いになっていたが、それきりで終わった。
わたしは母に、「あれ認知症やで。病院に連れていった方がいいで」と言った。

しかし母は、断固とした口調で、「あんたは語調が強いから、黙ってなさい。認知症の検査に行くなんて言うても、行くわけないでしょ」とはねのけた。
でもわたしは、これからのことを考えると、いつの日か、黙っていられなくなるだろうと予感した。
とにかく、わたしは母も妹夫婦も恐れるほど凶暴な存在だから、訳わからんことを言っているジジイなんか、たぶん虐待するぞ・・・。
言っちゃーなんだが、父の命が、ガンであと数年に限られていることは、ラッキーだと思った。
しかし、母にはそれとなく、病院へ行くにも持っていき方がある、と伝えた。

「2年前に脳梗塞やってるねんから、その後の検査に来いって、先生が言ってたでしょ、忘れたの? とか言ってみるとか」
「・・・・・・。まあ、いまは休ませて。疲れたわ」

そりゃそうだよ、母一人で父を探し回って。
わたしが行くって言ったけど、あんたは駄目、ってこれまた強く言われたんだよな。
わたし一人なら・・・、もうほったらかしにしているな。
まさか、車にはねられて死ぬことはないでしょ。

そういうわけで、新たな考え事ができてしまったのである。
こんな父なのに、なんと車の運転をしている。
やめてくれと言っても、絶対聞かないのだ。
こういう困っている家庭、いまはいっぱいあると思うぞ。
そのうち重大な事故を起こして、刑務所で一生を終えることになるんじゃないかって、ちょっと暗くなっている。

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