クリスマス前の金曜日 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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クリスマス前の金曜日

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昨日は具合がよかったので、母と御堂筋@大阪のイルミネーションを見に行ってきた。
夕方から、御堂筋を南下してきたのだが、ここからあそこまでは何色、次は何色、って変わっているんだね。
あーここ、わたしが勤めていた商社のあたりだよ・・・と母に言う。
いま見たら、すごく立派に見えるなあ。
こんなところに勤めている会社員なんて、いまのわたしからすれば、恐れ多いよ。

心斎橋に入ると、道行く人の恰好が、スーツから普段着に変わる。
アメリカ村のあたりで、わたしたちはボロイ中華料理屋に入った。
母は中華料理が大好きで、しかもボロイのも好きなのだ。
このボロイ中華料理屋は、わたしが大学生の頃からあった。
自動ドアが開かなくなっている・・・。
でも、料理はアツアツでとても美味しくて、満足した。

母は、夜の街を歩くのはほんとうに久しぶりだそうで、なぜならば父が夜8時には必ず寝るという習性を持っているからだった。
「このまえ、お父さんと昼来たときは、”グリコ”の看板って、小さいなって思ったよ」と言うので、いやでかいと思うけどなあと行ってみたら、「これは大きいわ!」とびっくりしていた。
「バックもいろいろ変わるんやねえ・・・、これは夜に来ないとわからんわ!」

それから、道頓堀川沿いで駆け出しのアイドルグループがやっていた歌と踊りを、珍しそうに見ていた。
道頓堀川を、たくさんの外国人を乗せた船が渡っていく。
そうだよなあ・・・、この人の世界は、家とスーパーとたまに近所の都会だもんなあ。
夜出歩くのなんて、ふつーの主婦でもしないか。

その後、かに道楽沿いの道路を見たとき、彼女は「ひえーー!」と言った。
「昼来るのと、全然違う! なにこれ? 全然違う!!」
「うん、そうやねん・・・。あっちの通りでは、客引きやってるよ。――いまはないか」
「こわいなー」
「怖くないよ。女の人は引かれないから」

クリスマスモードの戎橋のアーケードを人混みのなか歩いていると、彼女は「甘いもの、食べない?」と言ってきた。
「コーヒーくらいなら入るけど」
「さっき、あっちに小さいパフェあった!」
「ここチェーン店やで」
「なんかいいのないかなあ。これは何?」
「カフェラテ。ふんわりしたホイップみたいなのに、コーヒーが入ってんの。みんな好きやで」
「それにするわ」

母はカフェラテを、わたしはコーヒーを飲んだ。
「ああ、セルフサービスやから、こんなに安いねんなあ・・・」
「いや、高いところもあるけど・・・紙コップのくせに高いとか・・・」
母がいちいち珍しがるので、わたしはそんなものなのかーと思っていた。
わたしも、たいがい引きこもっているが、世の中の常識に遅れるほどではないのかも。

そうやってイルミネーションを、思う存分楽しんできた。
クリスマス前の金曜日。
みんなが浮かれざわめくなかを、見て歩くのも悪くないと思った。

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