バイトにまつわること - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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バイトにまつわること

sakana_niku

スーパーで買い物を袋に入れていたら、目の前にバイトの広告があった。
「鮮魚・畜産/朝5~8時/時給1,000円」である。

わたしは、へ~・・・と考えた。
早朝に仕事をしてしまえば、あとは自由に時間を使えるじゃん。
朝には強いから、元気になればこういう仕事もできるかもね。
週3日3時間働いたとして、月36,000円か。
障害年金が3級に落ちたとしても、これなら生活できるな・・・。

そして母に言った。
「こういう仕事があるんやね。何歳くらいまで雇ってくれるのかな」
「・・・まだな、いまはもうちょっと、よくならんとな」

母に言わせると、わたしのいまの状態は、健康だった頃の50%くらいだそうだ。
10数年ものブランクがあるから、もう元のように働くことができるとは思えない。
少なくとも、あたまを使う仕事は無理だろう。
裏方で、ごそごそしているのが、自分に合っているかもしれない。
どっちにしろ、バイトをするには、もっとコンスタントに作業ができるようにならないとな・・・。
結局のところ、いまやっている家事手伝いが、毎日ちゃんとできるようになることだな。

しかし、そんな想像をしたあとで、ふと考えた。
「でも、母親がもし要介護になったら、どんなに仕事が軌道に乗っても、わたしはそれを辞めなきゃいけないのでは・・・」

暗い発想だが、あり得る話でもある。
なんか、自分の将来に明るい希望が見えないのは、そこなのである。
なにを目指して進んでも、途中でそれが中断され、あきらめることになるのではないか。
老人がある朝、ポックリ死ぬ確率なんて、たぶん少ない。
ある時点で、自分の人生が、自分だけのものではなくなる時期が来るのではないだろうか。

若い頃は、上を見れば光があって、ああしたい、こうなりたい、という希望に従って動いていれば、それだけで楽しかった。
でもいまは、上を見ても、老いて力がなくなり、苦労している自分しか見えない。
ふつうの家庭を築いている人たちはたぶん、子どもや孫の成長を楽しみにしながら、明るい未来を描くんだろうな。
いや、いまのご時世、みんながみんな、そうでもないか・・・。

こんなことを言っていると、母に罰当たりなのである。
彼女は、わたしの病気で人生を狂わされたと言っている。
ほんとうにそうなのだから、仕方ない。
わたしが病気にならずに、あのまま社会人でいられたら、今ごろ彼女は、駅近マンションの一つでも買って、悠々自適に暮らしていたはずなのだ。
だからわたしは、介護のせいで人生を狂わされるなんて、言えない立場なんだよね・・・。

とりあえず、あんまり遠い将来のことを悲観しないように、あたまを切り替えたい。
それから、ちょっとでも働いて、社会参加できるようになりたいな。
それがわずかな期間になってしまっても、それはそれだよな。
未来では、80歳でもみんな仕事をしているかもしれないし・・・、自分はまだまだこれからだって思いたいな。

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