人類の未来 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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人類の未来

kyuoryu

元彼Sちゃんが、土曜日に会う約束だったのを、キャンセルにしてくれと言ってきた。
「父親が、ガンの検査を受けたんだけど、医者がちょっと話したいことがあるからって」
「えー、そうなの?」
「うん、たぶんよくないんだよ。本人に言わないんだからね」
「そういうものなんだ。いくつだっけ?」
「87」
「87! 長生きやなー」

実際、Sちゃん一族には、訳がわからんほど、大量の親戚がいて、みんな長生きしているみたいだ。
そしてまた、Sちゃんにもすでに8人もの孫がいて、その繁殖力はすさまじい。
わたしはSちゃん一族を見ていると、強い個体だ・・・と思う。
生物の世界って、みんなそうだもんね。
強い子孫を残すのが使命だから、強い個体が生き残れるようにできているんだよ。

それでいくと、わたしは弱い個体で、結婚もしなかったし、なんだか理にかなっているなーと思う。
いま近所にいる叔父二人も独身だし、わたしが死んだら、綺麗に子孫はいなくなる。
人類の繁栄に役立たない人間か。
うーん。わかりやすいな・・・。

そんなことを考えていたら、電器屋の広告を見ていた母が、「最近の電器はわからんわ。ケータイからみるみるうちに進化したやろ。その前までは、これほどのスピードじゃなかったのに、おかしいわ」とこぼした。
わたしはそれを聞いて、あれ? とひらめいた。
なんかそれ、世界人口の増加率と似ていない?
世界人口増加の爆発的スピードと、インターネット・AI(人工知能)進化のスピード、どっちも指数関数的だ。
よくない感じがする・・・。

先進国にAIが乱入してくると、AIに負けた弱い個体は、子孫を残さず死んでいく。
強い個体は生き残れるが、先進国は限界まで人口を減らし、人類が築き上げた文化や芸術・科学は、ほんの一握りの人のものになる。
一方、アフリカなど世界の貧困層で、人口はこれまで以上に爆発的に増えていく。
やがて世界はわずかな富裕層と大多数の貧困層になり、貧困層のあいだで疫病や食糧難などが発生し、人類は大幅に数を減らす。
その合間を縫って、AIはますます進化し、人類は勝つことができない存在になる。

ここまでは、わりと真面目に考えていたのだが、その先がわからなくなったわたしは、ふーっとこころでため息をつきながら、「結局、人類は18世紀の蒸気機関車に始まって、21世紀のAIで終わるのよ。あのときが、人類の終わりの始まりだったのよ・・・」とファンタジーにふけった。
いや、最初から最後まで、ファンタジーか。
でも思うんだけど、人間とロボットの違いはファジーだから、なんとなく嫌な感じ、とかいうものは、これから大事にしなきゃいけないんじゃないかな。

Sちゃんのお父さんは、87歳にして、畑仕事をしていたが、最近は寝ていることも多かったらしい。
どこが痛いとか苦しいとか、いまのところはなさそうだ。
たとえ、ガンが進行していたとしても、調子が悪いからそのまま寝ているだけ、みたいな人じゃないかと想像している。
この一族は、妙に肝が座っていて、うちの父みたいに、病気でギャーギャー騒いだりしない。
やっぱり強いんだろうな。
いまの日本は、「子どもは金持ちの特権」と言われているが、由緒正しいSちゃん一族も頑張って生き延びてくれって感じ。

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