父のガン治療のゆくえ - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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父のガン治療のゆくえ

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今日は、元彼Sちゃんのお父さんだけでなく、うちの父も、ガン検診に行ってきたのである。
結果はおもわしくなく、母によれば「新しい治療を始めないと、あと1ケ月くらいで異変が起こるかもしれない」とのことだった。

新しい治療って、鎖骨のへんを切開して、抗ガン剤を直接静脈に流し込むみたいなものらしいけど、これに父が異を唱えるのである。
「抗ガン剤は苦しいから、もうせん」
「苦しいって、手足が痺れるだけやろ? 先生もこのままじゃ勿体ないって言うてたやん」
「おまえらにはわからん。抗ガン剤は、俺はもうせん」

この人は異常に抗ガン剤を怖がる傾向があって、そもそも転移したのは、手術後の抗ガン剤を飲まなかったからだと思うくらいだ。
新しい治療で、どんな副作用が出るか、やってみないとわからないのに・・・。
わたしと母は、束になって、父にマシンガン攻撃を始めた。

「新しい治療で、どんな副作用が出るか、やってみなわかれへんやんか! 1回やってあかんかったら、やめたらいいやん!」
「4月半ばに田舎に帰るんやろ? そのときまで治療を伸ばしてたら、遅いやろ!」
「28日に運転免許の試験って何?! 俺は早く死ぬとか言うけど、(書き替えの)7月まで生きてる前提やんか! そのまえに死んだら、後悔するやろ?!」
「わたしらの世話になるとかなんとか、気にせんでえーねん!! そんなん、いずれなんとかなるねん!!」
「変な情報信じて、間違った判断してるねん! 子どもが間違った選択してて、親があかんってわかってても、子どもが言うから仕方ないって、そんな感じや!!」

その合間に、父はもごもごと同じことを繰り返していた。
聞いたところによると、「治療はしない」「4月に田舎に帰れなくてもいい」「長患いはしたくない」「1ケ月で死んでもいい」って感じだった。

む・・・。
運転免許を書き替える気でいたから、あと半年は生きられると思っていたはずなんだが・・・。
そんな人が、「あと1ケ月でもいい」って、どういうことなんだろう。
どうやら父は、苦しいのを飛ばして、早く緩和ケアを受けたいと考えているようだが、緩和ケアに至るまでの時間を短くしたら、そのぶん苦しみが減るわけではない気がするが。
新しい治療で、しんどい副作用が出なければ、7月には免許の更新をして、車の運転もできるって話じゃないのかな。

結局、父のあたまの大半は、「痛い苦しいは嫌だ!!」ってところなんだろうな。
わたしも同じ立場に立ったら、そう言うし。
でもまだ、食欲旺盛だし、グーグー寝ているし、相撲で大声上げているし、・・・医者が言うように、勿体ないんだよね。
新しい治療をしなければ、父の恐れている「痛い苦しい」が、早くにやってくるだけなんじゃないかな。

母と散歩しながら、父のことを話したが、彼女はまだ、新しい治療を始めることをあきらめていなかった。
わたしはもう、今日の言い合いで、すっかり疲れたけどね。
親とはいえ、人の命はこっちの口に出せない。
まー今後は、いままで通り、ふつうに暮らすって感じかな。

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