マンションで思索する。 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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マンションで思索する。

syoumei

昨日から一泊で、マンションに帰っていた。
久しぶりに、オッドマンチェアに身を沈めると、そういえばこれ、いつも元彼Sちゃんが座っているから、わたしは使えていなかったなーと思い起こす。

健康な社会人だったとき、わたしはここで、平日はドカーッと座って疲れを癒したり、土日は36時間連続ゲームをしたりして、なにかとお世話になったものだった。
目のまえには、相変わらずマティスの複製があるし、ダイニングもサイドボードも、なにも変わっていない。
この部屋に初めて入居したとき、わたしはウキウキして、あちこち飾りつけたり、家計簿に将来設計を書いたりしていた。
いまの自分なら絶対できない、生活の楽しみ方と軽い労作だ。

現在のわたしが、あの頃のわたしに、その後の運命を言うとしたら、どんな感じだろう。
どうしても、残酷になるな・・・。
「あなたはまもなく、とんでもないストレスで発狂するよ。そして当分は、精神病院に出たり入ったりの生活になる。働くどころか、両親の世話にならなきゃいけない。信じられないけど、あの親友たちも離れていくよ。死ぬまで精神障害者ってことだけど、たぶんこれには、なんか意味があるんだろうね・・・」

死者がときどき、生きている親族に幻の声をかけるみたいに、わたしの声が、あの頃の自分に届けばいいのになあ。
そうすれば、彼女は「なんとか回避する方法はないか」って、考えるだろう。
・・・・・・ふう。
いまさら、そんなことを考えても仕方がない。

その後、本を読んだり、昼寝をしたり、お風呂に入ったりたりして、気を紛らしていた。
そんなあと、電気カーペットの上に寝そべっていると、ふと、ここに一人で住むのがいいかもなーと思えてきた。
経済的には、次回の障害年金審査を待つことになるし、その後もかなり苦しくなる。
それに実家には、可愛がっている13歳の猫がいる。
うーん・・・。
いや、こういうことは、すぐに決めない方がいい。
徐々に、マンションに比重を移して、とかだな・・・。

翌朝になり、パンを買いに外へ出たのだが、その帰りの駅前公園では、出勤途中の会社員が、パラパラと向かってきた。
「ああ、昔、こういう人たちの間にいたんだよね」と懐かしく思った。
そしてわたしは、いったんマンションに帰り、ゴミ出しをしたのだが、そこでまた、出勤途中の女性会社員を見て、目を奪われた。
いいコートを着ている・・・。味のあるデザインで、素材的にもこれは高い。
昼間のスーパーには、絶対いない人種。
綺麗な人だな・・・、綺麗な人だな・・・、と彼女が消えていくまで、後姿を見ていた。
なんだか昔、同じようにいいコートを着て、足早に出勤していた自分を思い出した。
ほんとうにあの頃、自分がこのまま未来に続いていくんだと信じていたなあ。
だいたい何%の人が、思ったとおりの道を歩んでいるんだろうな。
わたしはやっぱり、かなり脱線した方なんだろうな。

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