街にいるキチガイ - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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街にいるキチガイ

densha4

昨日は、なぜかいっぱいの人が、連絡してきてくれて、こういうものは重なるんだなあと思った。
全員に対して、「躁だから、外に出れない」と語る。

3人のうち2人は、まえに入院していたH病院からの知り合いだから、すぐに理解してくれたが、残りの1人はスルーだった。
大学陸上部の同期なんだけれど、「躁で、へんな人になってるから無理」と言ったのだが、「いや、無理しなくていいから、調子がよければ食事に行こう!」という返事が返ってきた。
ふぅ。
100%うつ病と混同しているな。

双極性障害(躁うつ病)を、うつ病とイコールにしている人は、たぶんとても多い。
でも、実際の躁を見たら、さすがにふつうの人は、躁うつ病=うつ病じゃないって、わかるだろう。
もし、わたしがいま、目の前の知らない人と話をするとしたら、こう言うと思う。

「わたしはね、精神病で判断力がないから、人から見ておかしなことを言ったりしたりするのね。だから、あんまり人には近づかないようにしてるの」
「へえ?」
「だから、ふだんはだいたい、家にいるの。それでたまに、こうして外に出てきたりするのね」

じつはこの会話、わたし=キチガイに置き換えたら、ちょっと怖いものになる。
「キチガイはね、精神病で判断力がないから、人から見ておかしなことを言ったりしたりするのね。だからあんまり人には近づかないようにしてるの」
「へえ?」
「だから、ふだんはだいたい、家にいるの。それでたまに、こうして外に出てきたりするのね」

え・・・って、一瞬、ドキッとしない?
このやり取りは実際、わたしがH病院入院中の双極性障害患者さんから、聞いたものだ。
「キチガイは案外、表にたくさんおるで。隠れてんねん。△×□○十▽・・・」←意味不明。
そのときは、ふーん? と聞き流したが、いまになって、とても意味がわかる。
というか、正しい。
わたしだって、街に出ればもと閉鎖病棟患者のキチガイが、堂々と服を着て歩いているんだもんな。
ほんとに、いわゆるキチガイって、あちこちに存在していると思うよー。

というわけで、わたしは正常な人々に、自分のことを説明するときに、正しく伝えようとしたら、やっぱり病名じゃなくなってくるなと思った。
「自分は判断力、社会性、人間構築力がなくなっている。脳の障害」
「障害があるゆえ、基本は一人でいる」
この方が、わかりやすいんじゃないかなー。
うつ病と間違われると、躁のとき動き回るわ、偉そうにするわで、総スカン食うのが間違いなしだしな。

軽躁のせいか、将来そんな自己紹介をしながら、ふふといたずらするのもいいなと思う。
そのときのわたしは、伏し目がちで髪をまとめ、コーヒーを手にする謎のばあさん。
バカな空想ばっかりしているけれど、なんの展望もない人生だから、そのくらい夢を見てもいいよね。

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