父のガン入院 - LIFE,LOVE&PAIN

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タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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父のガン入院

kensagi

昨日、父がガンの治療のため、入院した。
死にかけではないが、血液検査の数値が、いきなり上がっているという。

入院は急に決まったらしく、朝から母はバタバタとしていた。
わたしが、「イヤホンは?」と言ったら、「ああ、イヤホン!」と、どうやら相当混乱しているようだった。
わたしは出る幕がなかったので、一人ぼーっと突っ立っていた。

両親が出ていってから、わたしは猫と、自室でFMを聴きながら、寝転がっていた。
最近、FMをつけるようになったが、「ボイスチェンジャーが入ってる曲がやたら多いな」とか、「ラップ、長生きしすぎだろ」とか、要するにあんまり聴いていないのだ。
そんで、ぽけーっと考えた。
父親、あんまり長くないんだろうな・・・。
このまま加速していけば、あと半年くらいなのかな。
父がいなくて、母と猫と三人の生活って、想像しにくいな・・・。

昼、階下に下りて、甘い菓子パンと食パンを食べる。
それからまた自室へ上がって、再び猫とごろんと寝た。
そして、いまさらながらの「デスノート・2巻」を読む。
全然あたまに入らないので、わたしは「これ、ラストは主人公が勝つか、引き分けだな」と、余計な想像をした。
なんでって、主人公には善良な家族がいるから。
主人公が死んだら、あの人たち、可哀想なまま終わってしまうじゃん。

と、既読の人からすれば、「違うよ!!」と言われるようなことを書いてしまったが、それくらいページが進まないのよ。
わたしはまた、ぽけーっと窓を見ながら、「わたしはいずれ、こうやって一人になるんだな」と、自分の将来をイメージトレーニングしたりした。
世間から隠れて、家の中だけで生活を営み、たまにジョギングしている謎の人。
これからもう、人からの評価をもらおうなんて、思わないな。

母が病院から帰ってくると、「耳栓も時計も買った」と言うので、わたしは「あーあ」とため息をついた。
「そんなん、わたしに聞いてくれたら、すぐ出たのに」←入院回数がやたら多い。
「プラスチックのコップも忘れた」
「基本やろ!」

わたしは久しぶりに、入院のことを思い出した。
とにかく壁が白いので、わたしは入院は大嫌いなんだよね。
それに反して、父は入院が好きらしい。
看護師さんが手厚く看護してくれるかららしいが、どうなんだろうな・・・、一ケ月もいたら、そんなこと言えなくなるんじゃないのかなあ。
色彩のある家や外に、戻りたくなるような気がする。
父の場合、次の入院は最後で、もう家に帰ってこれないとのことだから、あまり急がないように引きとめた方がいいかもしれないな。

そんな一日の終わりに、いつものポクポク、という幻聴が聞こえてきた。
お坊さんがあのナントカを叩きながら、なんだら~かんだら~って、お経を唱えているんだよね。
いまから言うのもなんだけど、葬式のときこれ聞いたら、吹き出しそう。
躁って恐ろしい病気だなー。
周りをどん底に陥れないようにしないと。

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