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双極性障害・解離性障害/障害年金暮らしブログ
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少年のこころ

compo2

昨日の夕方、紫とオレンジの雲のたなびいている夕焼けを、寝ころびながら見ていると、FMから懐かしい音楽が聴こえてきた。
ドナルド・フェイゲンだ。
わたしは懐かしく、しばらくリズムをとっていた。
しかし、ふとした拍子に、また空を見て、介護のことを考えていた。

瞬間、「なにしてるんだ」と思い、また音楽を聴いたが、そこで気がついたのである。
昔は、目の前にあるものに夢中になれたのに、いまはそうはなれないことがある。
これが、大人になったってやつか。
「いつまでも、少年のこころを持っていたい」と言う人がいるが、そういうところも指してかな。

純粋や探求心なら、少女でも持っている。
しかし、「少年のこころ」ってなんなんだろうな。
現在の少年マンガで捉えてみると、キモは「友情、努力、勝利」。
中身は、「冒険・ファンタジー」。
つまり、昔の、バッタを捕まえたり、ナイフで遊びたいっていう意味じゃないんだよな。

まえに付き合っていた元彼KJは、いい大人の男なのに、正月じゅうずっと、「ワンピース」を読んでいた。
しかも、「いままで読んできた小説よりも、いちばん面白い」と言うので、びっくりした。
わたしは読んだことがないが、あれって世界でナンバーワンの、冒険ファンタジーまんがだよね?
ちょっと話を聞くだけでも、ドキドキワクワクのストーリー展開。
んー。
みんな、主役のルフィになって、仲間たちと力を合わせて、敵を倒してスカッとしたいんだろうな。
いかにも男っぽいというか・・・、女にはそういう発想、あまり湧かないんだよね。

そして、考えてみると、いま「少年のこころを持っていたい」という人は、たぶん持ち続けるのが危うくなっている、と思えるから、痛快に、何をも恐れず突き進んでいくということが、できない環境にあるのかなと思う。
つまり、しがらみってやつ? KJもがんじがらめだったな。
女から見ると、男の世界って、やっぱりどーも堅苦しいというか、常にいがみ合っている感じというか、まーそれはそういう性だから、仕方ないんだろうけどね。
命削っているなーと思う。

少年→活躍→敗北→特訓→勝利、って「巨人の星」からある王道。
全部とは言わないけれど、いつの時代になっても、男性から、この流れを断ち切られないんだろうなと思う。
少なくとも、まんがの世界ではそうだろう。

そんで、引退してから、ホッとしておじいちゃんの世界に入っていくのかな。
そこで初めて、少年のこころは不必要になって。
ほんとうに、男性は闘う性ですな。
ごくろうさんですって感じ。


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