父の後ろ姿 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)

LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
-

父の後ろ姿

inu_ushirosugata

昨日は、その前にも増して、身体が苦しかった。
なぜ・・・?
買い物もなにもかも、全部母親にまかせる。
75歳の彼女の方が、わたしよりはるかに丈夫だ。

そんなわけで、食事がほとんど食べられない。
ついに、ユンケル投入が始まった。
こうやって書いているのも、じつは辛いのだが、なるべくとっとと済ませる。

ところで我が家には、もう一人そんな人がいて、それは末期ガンの父なのである。
末期ガンと言われながら、けっこう長生きしているのだが、最近ついにという感じで、身体が痩せてきた。
見た目は元気なのだが、「食べられない」と言って、昼はお菓子やバナナをもぐもぐしている。
とくに背中が・・・、骨ばっていて、明らかにまえと違う。
これからどんどん、ガンにかかった芸能人たちのように、ガリガリになっていくのだろうか。

わたしは、じつは「秋ごろまでじゃないか」と睨んでいたのだが、案外もっているので、わたしのH主治医の言うとおり、年内? と考えを改めた。
そうしたら、11月末にある「グレンミラーオーケストラ」のコンサートに行けるかどうか、微妙である。
これは父が、珍しく「チケットを取りたい」と言うので、わたしが母のぶんと2枚取ったのだ。
そういえば、ブラスバンドジャズを聴きたいって言っていたなあ。
大音量っていうのは、こころが勇気づけられて、強くなるんだよね。
あれは、病気の人にはいいと思うよ。

だからなんとか、11月末にはもってほしいのだが、食欲がないのって、どうしようもないんだよね・・・。
わたしが小食でもともと食べられないから、苦しいってなるまで食べるのは、ほんとうに苦痛だっていうのもわかるのよ。
もう、おじいさんだし、無理をさせるのもどうかと思うしね。

しかし、気の強い母の方は必死だ。
本人が嫌がっているのに、「これは? あれは?」と次から次へと、食べ物を差し出す。
「俺は、俺のしたいようにやる!」と父は怒って、しょっちゅう喧嘩になっている。
わたしは、母がやり過ぎで、もう延命処置もしないって言っている人だから、それ以上やると、母親自身のエゴになっちゃうよ、と思うけどね。

そんな感じで、父の後ろ姿をみるのも、いつまでだろうと思うが、それがたった数ヶ月あとだなんて、ちょっと信じられないな。
この人、消えてなくなるのか・・・。
なんだか、不思議な気持ちだ。

父は、ぽわ~んとして何を考えているのかわからない人で、わたしはひそかにトトロみたい、と思っているのだが、トトロはここと言うときに、的確な意見を言う人だった。
わたしが発狂して、子どもに帰っていたとき、のんびりと「いま、小学生に帰ってるんやな」と、お見通しだった。
まだ死んでいないけど、ものすごい苦労をかけちゃったなあ・・・。
ほんとうは、ちゃんと一人前に働いて、自立しているはずだったけど、障害者になってしまいごめんなさいって感じ。
でも、思った通りにいかないのが人生、って考えるしかないんだけどね。
わたしが最後にできることは、トトロがこれからの時間を、おだやかに過ごせるような環境をつくることかな。

該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。