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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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病室ドロボーを思い出す


今日、同室のスモックさん(69歳)が退院した。
病棟内を牛耳るオバハン軍団のなかでも、ひときわ声がでかくおしゃべりで、音に神経質な鬱病患者群にはとくに忌み嫌われていた存在だった。退院おめでとう&ありがとう。

それはそうと、わたしのいる四人部屋はわたし一人になってしまった。やったーとかいう感慨はあまりない。

でも一つ気になることがあった。
スモックさんのベッドはとっくに無人になっているのに、昼間人気のない廊下から、オバハン軍団の一人が「すみません」と入ってきて、奥のベッドで寝ているわたしを見つけて「あら?」ととぼけたのだ。

ちなみにわたしのベッドは窓際で、スモックさんのベッドは手前廊下側である。
他人の病室に入ってはならない規則があるにも関わらず、さらにこの人はスモックさんのベッドもわたしのベッドの位置も知っていたにも関わらず、なにが「あら?」なんだ?

わたしはいぶかしんでベッドから立ち上がり、彼女が開け放たれたドアの近くで「あら?あら?」を繰り返して立ち去るのを見ていた。なんなんだあいつは??

しかしその後外を歩いていてふと考えついてしまった…わたしは前の入院のときに、初日にドロボーさんに遭いすっかり底意地がひねくれているのである…あいつ、物取りに入ったんじゃないか?

それを考えつくとわたしは急ぎ足で病室に戻り、あれもこれも隠して、今後ドアを開けたまま不在するのはやめようと思った。
疑い深いかも知れないが、スモックさんが出た直後のあのタイミングは確かに絶妙だったと思うのである。


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