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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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キャプテンの生い立ち


キャプテンは大学受験に失敗したから公務員になったのだと(うつ病で結果的に辞めたけど)、わたしに話していた。
でも、事実は違ったのだ。

「もしさ、行きたくない大学にだけ通ったらゆみちゃんならどうする?」
「公務員試験に通ってなければ、わたしなら行くな」
「そうか…」
キャプテンは少し考えて言った。
「ほんまはな、俺、神戸大工学部通っててん」
「でも自分は大阪大工学部に行きたかったからやめてん」
「…わたしからみれば、どっちも似たようなものだけど…」
わたしはもったいないことをすると思った。
「違う!」
キャプテンは強く言った。
「工学部はな、絶対阪大がええねん」
そういうものだろうか。だからって、大学に行くのをやめるという選択は、わたしには少し変わってみえる。

彼は、高校受験のときの話もした、
「10段階評価の10やったから、学区内のトップ校へ行けた、でも俺は、中学のとき親父からずーっと兄貴と成績表比べられとってそれが嫌でたまらんかった、兄貴は普通にトップ校へ行って京大に入ったけど、俺はなんぼ頑張って兄貴よりいい成績取っても、親父は誉めてくれへんかった、だからトップ校をやめて二番手校を受けてん」

わたしはなんだか胸が痛くなってしまった。
きょうだいの間で比べられて嫌になるという話は巷でもよく聞くが、どうして彼はお父さんから誉めてもらえなかったのだろう。
もし、トップ校に入っていたら、大学の受験失敗もなかったんじゃないかと思う。輪切りで生徒を集める大阪府公立高校では、上から順に授業カリキュラムの質が違う。

「…まあどんな親でも、子育てに完璧はないみたいやからな…」とわたしは言っておいた。

なぜキャプテンはわたしにこの話をしたのだろう。
彼の両親は彼が幼い頃、離婚している。
「お父さんはあんなふうに言うけどあんたは好きなようにしたらええねんで」
そんなふうに言ってくれる防波堤のような母親がいたら、どんなによかっただろうか。
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