タカラの思い出 - LIFE,LOVE&PAIN(旧)
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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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タカラの思い出

present3

…数年前、命のように大切にしていた医療系専門学校のノートをばっさり大量に捨てた。
鬱病を発症して免許がとれないまま、もうわたしには金輪際関係のない世界なんだ…と断腸の思いで焼き払ったのだ。

だが、しばらくしてみるとそのことをとても後悔した。
あれは、ほんとうの宝だった。病気になるまで必死に勉強し続けた自らの証だった。

――きのう、キャプテンが深夜にこっそりわたしを残して、自分のマンションに帰ろうとした。
たまたま目が覚めたわたしが気づいて、「なぜ?」と問いかけると返答につまる。
眠れなくて、一人でいたたまれなくなって…と、後だしのような形で彼は説明した。
でも、それならば最初から明言するのが、彼本来のやり方だったはずだ。

キャプテンの引越しはまだすんでおらず、いまだ居候のような形で、わたしが自分の時間のなかでパソコンを扱うときなど、彼はなにもすることがない。
だから、気持ちは痛いほどわかるのだが、なぜ最初からそうと言えなかったのだろう?

ぎこちなく迎えた翌日の朝は、わたしは精神安定剤を飲みまくっていたが、向こうも同じ様子だった。
わたしは、妹にヘルプを求めた。
歯に衣を着せない彼女の返答は、「だから急ぎすぎ。わたしは二人は破綻すると思っている」という厳しいものだった。

昼すぎ、うなされるような夢をみた。
暑い…暑い。
こんな暑さのなかで、まえの恋人Sが車で待っている。
Sは我慢強くて、どんな状況下でもわたしを受け入れてくれていた。
でも、ごめん…もう終わりなんだよ。

夢から覚めたあと、わたしは焼き払ってしまった過去のノートのことを思い出した。
もうもとに戻ることはないけれど、Sの優しさはわたしにとって、二度と手に入れることの出来ない宝だった。

  
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