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LIFE,LOVE&PAIN(旧)

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。(新URL:○ttp://lifelovepain02.blog.fc2.com/)
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精神科の待合室にて

nurse

今日は、通院日で、朝から出かけてクタクタなのである。
普通の人からすれば、なにをこのくらいで! とお叱りを受ける程度だろうが、なにしろ、待合室が異常に混んでいた。

混んでいても、自分の担当医師がヒマだったらいいのだが、わたしの担当医Kっちは院長で人気者なので?、たいてい混雑は順番待ちの長さに比例する。

「84番……」

電光掲示板を見ると、なんとまだ50番台あたりをやっているじゃないか。
それでも、要領のいいKっちのことだから、激変患者以外は3分診療でこなすだろうと思って、わたしと両親はどこにも行かずに待っていた。

ところが、電光掲示板を見ていると、あとからやって来た順番取りの28番患者が、いつまで経っても診察室から出てこないのである。
「なげぇなーーー」と、わたしは横にいた母にぼやきながら、それでも辛抱づよく雑談などしながら待っていた。

すると、次は64番である。
64番が、いつまで経っても診察室から出てこない!
わたしたちは、64番が診察室に入っていくのを見ていたので、彼らがどういう人物かもわかっていた。

「なんか紙袋とかいっぱい下げてたね。二人で」と母。
「入院かな? でも普通やったら、診察してから入院決定→荷物を取りに行く、やんなぁ?」
「そうやなぁ」
「”入院させろ”って、勝手に荷物持ち込んで、粘ってるんちゃうの?」
「そうかも知れんなぁ」
「くそ~~はよ出て来い! 64番!!」

そうして、20~30分した頃だろうか、ようやく64番が診察室から出てきた。
病棟の方へ看護師が案内する真後ろを、堂々と背を伸ばして歩く男の姿がある。
どうやら、入院が決まったらしい。しかし、コイツ、マジで入院が必要なんか??

ゴリ押しされたと思われるKっちはその後、しばらく電光掲示の番号を切り替えなかった。
「先生も疲れたんやわ」と母が言うが、まあ事務的な処理にでも追われてたんだろう。
64番、あつかましいヤツ!!

その後は、するすると3分診療で、順番があっという間に回ってきた。
Kっちは、わたしに特に急かすこともなく、いつもと変わらぬ診察態度であった。
わたしは通常、ゴネゴネ話し込む患者じゃないので、かえってゆっくり診察してもらえたかも知れない。
「それで、”アレ”は、まだここに入院してんのか?」
「いや、わからないです」
「はっはっは、それもそうやんなっ」

そんな話をしたあとで、Kっちは処方箋をタイピングし始めた。
”アレ”とは、もちろん、別れた元同居人”キャプテン”のことである。
Kっちは絶対、わたしの境遇を面白がっていると思う。

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