LIFE,LOVE&PAIN

LIFE,LOVE&PAIN

タイトルは Club Nouveau の80`sのアルバム名。人生っていろいろあるよね。
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夕食がまんじゅう

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昨日の夕食は、チャーハンだったのだが、父は食べようとしなかった。
「食べられん」と言う。
その代わりに、牛乳とまんじゅうとチョコレートを出してきた。

わたしは、たぶんチャーハンというメニューが気に入らなかったんだろうなと思った。
だって、昨日は鰻茶漬けを「美味しい」って完食したんだから。
ちょっと、ダダをこねているふうにも見える。

食に鈍感な母は、食べられるものは何でも美味しいと思っているので、「チャーハンが簡単でいいよね」と明るく言っているが、「死ぬまでに美味しいものが食べたい」と言っている人に、残り物のチャーハンはなあ・・・。
んー。確かに、母は何気に腹が立つ。

わたしは父に、「毎日、百貨店に行って、好きなもの買ってきたらええやん」と言った。
「百貨店って、食料品の?」←母。
「うん。百貨店の端から端まで、食い尽くしとかやったらええねん」
「なんやそれ??」
「とにかく、目につくものがあるやん。それ、買ってきて食べたらええねん」

なんでもいいから、非日常を楽しめばいいと思うのだ。
いつもと同じようなメニューで、ああこれで食はもう楽しめない、などと暗くなる必要はない。
「一日中、お菓子でもええやん」
「え! そんなん、していいの?!」←母。
「好きなもの、食べてたらえーやん」

ほんとうに食べられないなら、お菓子を食べてでも、カロリーを稼ぐ方がいいよ。
死ぬ前に、健康的な食生活がどうのと言っている意味はないと思うし、考えたら美味しいものって、ゴージャスなものじゃなくて、甘いものだったりするんじゃないかな。
人間は太古から、食に飢えていたから、カロリーの高いものを美味しいと感じるようにできている。
だいたいの料理は、甘くすると、美味しく思われるとも聞いた。(本当か?)
それでいくと、美味しいと言われる店をあちこち食べ歩かなくても、家でパクパク気軽に美味しいものが食べられるのではないだろうか。

「体重が2・3kg減った」と父が言うので、わたしは「牛乳にはちみつを入れると、カロリー上がるよ」と言った。
「はちみつ。それはいいわね」←母。
「どれくらい入れるんかの?」
「好きなだけ」

父は、甘いものが滅法好きなので、牛乳にはちみつを入れたのは、気に入ると思う。
しかしまー、牛乳インはちみつと、まんじゅう・・・、塩こんぶが要るね。
ただ、前述のように、父のいまの食欲不振は、気分的なものだろうと思うのだ。
食べられない、って繰り返すよりも、自信をつけた方がいいんじゃないかと思う。

あと一週間すれば、まえの抗ガン剤の副作用である、味覚障害が治るという。
たぶんそのあたりで、大分の温泉に行って、その後百貨店巡りかな?
これまでは、百貨店を巡っては手ぶらで帰ってきていた人なので、気のすむまで、好きなものを買ってきて食べるといいと思う。

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ガン末期の父の食事

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ガン末期の父が、今度は「もう、美味しいものが食べられない」とダダをこね始めた。
「食べたらええやんか」
「もう食欲がない」
「まえ、イクラ丼美味しそうに食べてたやん。モノを選べば食べれるんちゃう?」
「イクラ丼・・・」

どうやら、食べられないと思い込んでいただけらしく、昨日は鰻を買ってきて、それを茶漬けにしてパクパク食べていた。
母は、食に関してまったくの無知なので、「なんて気持ち悪い食べ方するの」と冗談まじりに非難していたが、それは食欲がない人のまえで、やっちゃーいかんだろう。
ざらっ、ざららっという、お茶をかきこむ音を聞いて、わたしはやはり、病人は自分が食べやすい形を、無意識にとったのだと思った。
これから、父が「美味しい」と思って、食べられるモノって、なにがあるかな・・・。

父も母も、大分の山奥出身である。
20代前半で大阪に出てきてから、一つも贅沢をしていない。
いろいろ食べ歩いた人にとっては、あれが美味、これが珍味、とわかると思うが、彼らは基本から知らないのだ。
オムレツには、必ずゴボウが入っていると思っているとか・・・。

そんな父に、わたしはごちそうするとすれば、古い時代の王道だろうなと思った。
つまり、ハレの日の大きいエビ、びろーんと垂れるカニ、イクラ丼、ウニ丼、トロ、すき焼き、立派なステーキ、焼肉など。
フグとかスッポンは要らないな。
素人が初めて食べて、「旨い!」ってもんでもないと思う。

さて・・・、こういうのを、母親にどうわからせるか。
わたしも母も、父のように「美味しいものが食べたい」という欲求がないのだ。
脂っこいものが食べたいとか、あっさりしたものがいいとかいうのは、あるけれど。
でも、父親の方がふつうだと思うので、その気持ちは優先させなければならないと思う。
いまだ、母は父に対して、「あの人の食べ物に対する執着は異常」と言っているので、そこは改めさせないといけない。

父は治療をもうやめると言っているので、やめてしまったら、ほんとうに早いんじゃないかと思う。
一食一食が大事になってくるな・・・。
とはいえ、うちは貧乏なので、そんなにエンゲル係数を上げるわけにもいかない。
スーパーで安いときに、いいものを買ってくるしかないね。
イクラと鰻は食べたから、今度は頑張ってウニでも探しますか。
ウニって、季節があるのかな? 美味しいよね。
アツアツごはんの上に乗せて食べて、旨い! って思ったら、身体の芯から闘病の元気が湧いてくると思うんだよね。

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最後の健常者の友だち

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昨日は、雨のなか、猫と一日中考えごと。
FMをずっとかけていた。
最近の曲って、80年代とあんまり音が変わらないように思うんだけど、進化していないの? それとも一周回ってきたの?

この日は、元彼Sちゃんのことを考えた。
このまえ、「金曜日と間違えて、木曜日にラインしてしまった、ごめんね」と言ったら、「金曜日でも忙しいんだけどね」と冷たい返事が返ってきた。
なんだかなー。
この人は、わたしとうまくやっていこうっていう気があるのかな。

そもそも、出会ったのが某サイトでのチャットだった。
チャットをする人って、まず100%、こころが淋しい人だ。
そのとき、Sちゃんはまだ娘さん夫婦が宮崎にいて、7LDKの家で、たった一人でポツンと暮らしていたから、たぶん淋しかったんだろうと思う。
でも、いまはまったく環境が違う。
祖父祖母娘婿孫2人、一家7人の大家族だ。
土日には、祖父祖母も母屋から出てきて、みんなでごはんを食べるんだという。
「孫に振り回されて、しんどいよ」と言いながらも、嬉しそうにしている。

思うところ、Sちゃんは、その他大勢と違って、永遠の淋しさを紛らわせるためにチャットをしていたのではなく、完全な期限付きだったのだ。
どうせ、家は建ててあるんだし、あとは娘夫婦が来るのを待つだけ。
チャットで知り合った人間なんて、いつお払い箱にしてもかまわないんだよね。
娘さん夫婦が滋賀に来たのは、去年の8月か9月だと思うが、わたしとSちゃんが最後に会ったのも、9月である。
その後、わたしの具合が悪かったり、Sちゃんが腰を痛めたりもあったが、なんか象徴的なような気がする。

そして、わたしが酒を飲まなくなったのも、大きいと思う。
わたしが酒をやめると言ったときに、「でも、ちょっとは飲んでほしいな」とか「二人でワインポトル1本くらいやな」と言っていたので、まさか完全にやめるとは思っていなかったのだろう。
正直、わたしの役割は、たまに一緒に飲んで、楽しく過ごすキャバ嬢である。
口では、「酒を飲まなくていい」と言っているが、本音は、「少しは飲んでほしい」だろうな。
つまり、酒の相手として面白かった人間だったから、そういう意味でも、用済みなのだ。

こんな状況下で、わたしは自分にとっても、この先Sちゃんが必要なのかな、と考えた。
まえから自分中心な話し方をする人で、いま障害者として正常者に向き合っているわたしからすれば、単なる聞き役にしかされていない。
また、どこかへ連れていってあげようと言いながら、結局8ヶ月間どこにも行っていない。
Sちゃんにとって、わたしがキャバ嬢なら、わたしにとって「正常な世界への窓」であるSちゃんは、役割を果たしていない。

部屋のなかで、曇った窓を見ながら、ポケーッと考えた。
いくら、最後の健常者の友だちだといっても、媚びなきゃ繋がらないようじゃ、続かないだろう・・・。
FM、猫、本、スマホ、パソコン、窓。
いまは、世界はそれで完結している。
気のせいだと思うけれど、もう一人でいいんじゃないかと考えたりする。

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脱毛が始まる。

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末期ガンの父が、「髪の毛が抜け始めた」と言い出した。
見ると、確かに薄くなっている。
抜け始めると、早いんだな。
父は、「髪の毛が抜けたりしたら、治療をやめる」と宣言していた。

それで、朝食はシーンと静かだった。
母がまた、とやかく言ったに違いない。
この人は、家族を自分の手足だと勘違いしているから、手足が思うようにいかないとイライラぶつけてくるのだ。
母は父に、病気だからといって気弱なことを言わずに、ドーンと構えてほしいと考えている。
確かに母は、そういうことができるような感じもするが、それは人それぞれだろう・・・。
父は、わたしに宣言するように言った。

「髪の毛がこう抜けたら、あとは戻らんもんかのう」
「治療法変えたら、生えてくるよ。小林麻央も生えてるよ」
「えっ、放射線?」←母。
「やめたら、生えてくるねん」

そんなことも知らずに、喧嘩していたのか。
なんか、これからは二人の間に、わたしが仲介した方がいいのかもしれないな・・・。

父が去ったあと、母がぼやいた。
「お父さん、昨日もすごい剣幕で降りてきて、小遣いもらうなんてバカバカしい、俺の金やから俺が管理する、とか急に言い出すねん。そんなこと言われても、困るわ」
「・・・でも妹のとき、わたしが金いっぱい持ってていいなって言うたら、ママさん本人が、財布握られてる方は、好きに使われへんからしんどいねんで、って言うたやんか」
「そらそうやけど」
「好きにさせたりーな。死ぬまでしんどいの、嫌やろ」

母は、想像力というものがまったく欠如しているので、ただ訳もわからず、父が我儘を言っていると思っているのだ。
でも、わたしは考えた。
死ぬ間際・・・、自由に歩けるのはあとわずか。
どこかへ、ふらっと出ていきたい。――故郷の大分へ。
でも、自由にできるお金がない。行くというと、ガミガミ叱り飛ばす嫁がいる。
いや、俺は自由になりたいんだ。お金だけは持っておいて、いつでも行けるという夢だけは持っておきたいんだ。

まーこんなところじゃないのかな、とわたしは想像した。
そういえば、ユニクロで、「腹水が溜まっても、外でも穿けるゆるいズボン」を買うって言ってたな。
やっぱり、夢を持っているのかなー。
突然、父が「ちょっと大分に行ってくる。お母さんには内緒で」と言って出ていっても、わたしは止めないな。
まるでそれは、死にかけの家猫が、「死ぬ前に一度でいいから、外に出して。絶対帰ってくるから」とお願いしているようなもの。
母はなんとも思わないだろうけど、わたしなら一生こころが痛むね。
夫婦にしかわからない問題もあるだろうけど、わたしは子どもとして、なにかを実行するかもしれないな。


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痩せすぎとか

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昨日は、通院日だった。
診察室に入ると、いつものH主治医と違って、まともな受け答えをしてくれるので、これはわたしの方がまともになっているんだなと思った。
自分じゃ、わからん・・・。
「今日は、採血しましょう」と言われて、採血室へ行った。
わたしの飲んでいる薬は、定期的に血中濃度を測らなければならないのだ。

採血室で、看護師さんにしきりに「痩せすぎ」と言われる。
「そんなに痩せたらあかんわ! 若いならともかく、歳とったらもう見かけなんか、関係ないんやから」
「いえ、わたし、ダイエットしてるわけじゃないんですけど・・・」
「痩せすぎるというのは、見かけだけじゃなくて、免疫力っていう面で、危ないねんで。昔、友人が○カノビューティークリニックで準優勝してんけど、短期間で20kgも落として、そのあとすぐ白血病で死んでん。あれ、絶対関係あるって、みんなで噂しててんよ」
「へえー。そうなんですか」
「ちゃんと食べてるの? 吐いてない?」
「自分で吐けませんよ。ちゃんと食べてます。ただ、3個の菓子パンが2個になったり、ちょっとずつ取りこぼすんです」
「ダイエットの減らし方やな。もう、無理してでも食べなあかんで」

とまあ看護師さんは、あくまでも、わたしがダイエットしているという説を曲げないのであった。
確かにいまのわたしは、Mジーンズがブカブカになっていて、いかにも精神病患者的な雰囲気を醸し出しているかもしれない。
しかし、食欲を一つも感じないし、食事が楽しいと思わない。
両親が側にいるのと関係がある感じがするなあ。
ほんとうは、テレビや会話のないところで、気ままな時間に自由に食べたいんだよね。

ここ数ヶ月間、ずっと「どうしよう病」になっていて、見るもの聞くもの、全部の情報があたまに入ってこなかったのだが、診察後、外に出てみて、初めて「わー。見える、見える」と思った。
人々の服装がわかる。建物が理解できる。
あー・・・、ビルが光っている。キレイ。
シースルーのエレベータが、ひっきりなしに上下に移動している。
こんな時間に、誰が乗っているんだろう。
なんか、この感覚、久しぶりだな・・・。

その後、すぐに帰るつもりだったが、なんだかオシャレな物が見たくなり、ショッピング内を歩き、安い店で、入れ墨風ネックレスを購入した。
これ、20年くらい前にも流行ってたな。
自分で言うのもなんだが、わたしは首が細いので似合う。
もっとキラキラの世界で身体を洗いたかったが、なにぶんお腹が減ったもので、自宅へ戻った。
そうだなー。人混みに混じって、こういうことも、たまにはしないとなー。

夜、元彼Sちゃんにラインをしたら、電話で返ってきた。
スカイプはしたくない、早く話をすませたいという意味だな・・・、と思っていると、「パソコンが壊れた」と言った。
どこまで信頼できるんだか。
今日一日、なんとなくいつもと違っていたことを、報告したかったのだが、わたしの話を聞くかわりに、「うちの孫は王将でカレーを食べた、サイドメニューを選択肢に入れたのは素晴らしい、ゆみもそういうのやりなさい」と子ども本意のバカなことを言うので、話相手にならなかった。
まーどうせ、親身になってくれる人は誰一人いない。
ちょっと落ち込むけど、仕方ないな。

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壮絶ブログを読む。

tonsoku

昨日は、大学陸上部の面々は、豚足の店に行ったそうだ。
同級生Yが、みんなの写真を送ってくれた。
あーいいなー・・・。わたしも、行きたかったな。
しかし、それにはYが、勝手なことをペラペラしゃべらないようにしてくれないと。
なんかまた、執拗にデートに誘われたし、まだわたしの立場をわかっていないな。
今度、「あなたがそういうことをするから、みんなの前に出れない」と言ってみるか。
判断力のないわたしには、もうどうしていいかわからない。

一日中、身体が重くてどんよりしていたのだが、それはある双極性障害1型の人のブログを読んだからかもしれない。
ちょっと読んだだけで、「この人の壊れ方はすごい」と思ったが、もっと読むともっとすごい! ことがわかった。
金銭感覚、行動面、清潔面、食生活、言っていること、すべてが常人じゃない。
異常であることは、一部ご本人も気づいているようだが、どうにもならないようだ。
しかし読んでいると、半分は無茶苦茶だけど、半分はまともだな・・・と思って、あ! それ、このまえ元彼Sちゃんがわたしに言った言葉そのものじゃない! と深く考えこんでしまった。
なんというか、異常と正常が綺麗に色分けできるんだよね。
うーん・・・、でもわたしも、どこを治したらいいのか、さっぱりわからない。

フェイスブックを見ると、ふつうの人々は、きちんとした生活を営んでいて、なんて健全なんだとボ―ッと見つめてしまう。
障害者ブログとは打って変わって、キラキラと明るい世界だ。
音楽と、お洒落な店、チョコレート菓子の趣味を持ち、いま家を建てている男の先輩。
人生に迷いがない。要らないことには手を出していない感じ。
仕事仕事と忙しく外国を飛び回っている男の同輩。
なんだかんだいって、しょっちゅう食べ物や風景をUPしているし、出張を楽しんでいるのだろう。
バブル世代だから、いまの労働者のような悲惨さがない。
中・高学生のとき、同じくらいの成績だった女子。
いまは共働きで、5人家族、旦那・友だちとしょっちゅう食べ歩き、なんかいい店ばかり。
そうかー、正社員でずっと働いている女子は、既婚未婚に関わらず、女性同士で会食したりするんだな。
なんか勉強させてもらうわ。

わたしは、自分のことを障害者だとわかっているが、前述・完全に壊れている人と、正常者のどっちに近いんだろう? とふと思う。
外見は、正常者の方だと思う。
しゃべる内容も、正常者じゃないかな・・・。
でも、あたまの中は完全におかしいんだよな。
妄想の内容とか、あり得ないだろの世界だし、実際やったら犯罪じゃんみたいなのもあるし。
父親の葬式で、お坊さんの読経を聞いたら、ヒクヒク笑ってしまうであろうことは事実だし。

自分は正常に近いと思いたいけれど、どうしてもSちゃんの「支離滅裂が半分、正常が半分」の言葉が引っかかるわ。
言っちゃー悪いけど、あのブログの人ほど壊れているのは嫌だわ。
自分を隠して生きなきゃ。
ここの部分は変わらないと思う。

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大学陸上部からの決別

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昨日、大学陸上部Yから、「明日、みんなで飲むけど来ない?」と連絡があった。
あれ? 先日、この日は断ったのに。
だいたい、そのときは「二人で食事しませんか」だったよね。
なんで、みんなで集まる方が、後回しになるの・・・。

Yは、1年前の同じ陸上部の集まり以来、ちょっとわたしとの間を勘違いしているふしがある。
1年前、結論からいうと、わたしはYが取っていたホテルの部屋に泊めてもらった。
ビールを飲んで寝て、翌日、包帯グルグル巻きのわたしの手を引いてくれて、楽しく会話して帰った。
どうしてそうなったかというと、最初、タクシーに3人で乗るというから乗ったら、じつは面識のない2人でこれからどこ行くの? 状態であることがわかり、急いで降りたら、そこにいたYとわたしが取り残されたというわけである。

それ以降、Yとわたしは、ラインで同じゲームをしているのだが、たまに「愛しの」とか「デート」という言葉が入った、飲みの誘いが来ていたので、ゾクゾクと不気味に思っていた。
そういう冗談を言いそうな人ではあるが、妻帯者のくせに、二人で食事とかいうのは、向こうに問題ありだろう。
不倫相手として、口説いているというところか?
いや、それならばまだいいが・・・、もはやお付き合いしているということに、なっているんじゃないだろうな。
いや待て、そうなるとこれは、ヤバい問題だぞ。

今日の飲み会は、平日だからそんなに深い話はしないだろうと思う。が、油断できない。
男同士でお互いの女の話って、あまりしないと思うが、渡辺淳一の小説に出てくる男たちは、共通の知り合い女性なら、話題にしている。
Yは軽いやつだから、「ここだけの話」とか言って、「俺、○○(わたし)と二人でホテルに泊まってん」とか、得意げに言うかもしれない。
その場にいる人たちは真面目だから、額面どおりに受け取るだろう。
そんで、次回の集まりから、わたしにじろじろと白い視線が・・・?

うーん。絶対にない話ではない感じがする。
今回ではなくても、いつかそんな話が、洩れてしまうんじゃないだろうか。
Yとホテルに泊まったという事実。
これをYから、陸上部の誰かにしゃべられたら、わたしはそれを否定できない。
というか、この話、すでに詰んでるよな。
Yがいつ誰に話すかわからない時点で、もうわたしは陸上部の男の誰とも会えないことになっている。

わたしはまた、人間関係を自ら破壊してしまったのかな。
大学関係は、まだ完璧に残っていると思っていたのに、まさか1年も前から破綻していた?
こういうのは、たった一人と行き違いを起こすだけで、全員に波紋が及ぶ。
陸上部は、学生時代みんな結束した仲間だったので、手離すのは残念すぎる・・・。
でも、軽蔑されているかもしれないと思いながら、同級生のまえに出ることは難しい。

こんな人脈のなくし方をするとは思わなかった。
なんで、いままで気づかなかったんだろう。
もう会えないかもしれない同級生の顔を思い浮かべる。
病気ならではの判断ミスで、健常でまともなあたまだったときのわたしが、みんなの記憶の中で泥塗られるんだろうと思うと、そっちはもう見ていられないよ。

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